時は2024年11月22日(金)のことでした。
ニコラス・ケイジさん最新作「ドリーム・シナリオ」劇場公開の初日。
*画像お借りいたしました。
ひとり映画館に行きました。
ニコラス・ケイジさんの全作を観たわけでもない、にわか自称ニコラス・ケイジさん好きな私の感想を、今日はブロクしたいと思います。
以下↓⚠ネタバレを含んだ感想⚠です。
平日の15時台という事もあってか、
館内の視聴者は私含め6人ほどだった。
どなたも泣いてははいないようだったが−
ラストで私の頬に涙がツーツーと流れた。
あらすじは、割愛。
主人公ポール(ニコラス・ケイジ)は、何かを成し遂げた人になりたい!という欲があったのだろうか?と思わせる冒頭から始まった。
朝食時に、
娘ちゃんの夢に現れたと聞いたポール。
夢の中で異常現象が起きたのに、悠長に掃除をしている夢の中のポールであったそう。
お父さんは夢の中で何もしなかったんだね?と、娘ちゃんに聞いたところ、
うん。何にもしてない。
と娘ちゃんが答えたのであった。
ポールは何とも残念そうな顔をしていた。
ご家族との会話、大学での授業、学長や元恋人とのやりとり、独りよがりが過ぎて、双方向のコミュニケーションに難があり、ウザがられてしまっている…そんなポール。
論文を発表して、作家になって、有名になりたい。ドヤっと、言いたい。
未だ叶わぬ存在意義の拠り所を持っている事が伺える。
が、突如、人々の夢に現れてしまうことで、有名になり、夢を叶えられる足がかりができる…
と思っていたら、、、
バズって注目を浴びただけで、ただ消費され利用される側へと、、、
そこからの不条理さが、すごかった😭
悪夢になって現れるようになったポールへ人々は、集団ヒステリーのごとく暴徒化しはじめ…個人の尊重を蝕み始め、狂気に転換してくゆく−町の人々も、生徒も、学長も、
家族からもソッポを向かれてしまう−
カフェに行った時の不条理もスゴイ。
(興味深かったのはヨーロッパでは、悪夢となったポールはしばし人気があって、本も出版できた…というシーンがあって、もう少し掘り下げてほしかった(笑))
ポールの真っ当だ(と私が感じる主張)も、ことごとく受け入れられず…😭
見てられないぐらい胸を締め付けられてしまって、私もぐったり(ヽ´ω`)ゲソっ
そしてラストあたり、、ポールの夢現象にインスピレーションを受け、夢の中に行けるブレスレットが開発された。
そのブレスレット装置の説明が、プロモーションとして流れる。
このプロモーションビデオが、伏線になってるとは思わないから、ダレてしまうのだけど…
見過ごしてたら、あかーん、のとこやん。
私、自分で自分のアタマ巻き戻した(笑)
肝心な部分があって、入りたい夢先をセットしたあと、相手の許可があって、同意のあと夢に入れる。
そういう説明があったと思う。
ふぅー、危なかったぜい。
奥様とやり直したいと考えていたのだろうと(私が推察)ポールは、ラストで奥様とのリアル面会したシーンでは、自分の妄想で奥様と復活したいと考えたが、無理だった。
その後、最大級の不条理が訪れ、
もう成し遂げたい何かも、強がりの素振りも権威も、家父長ドヤさも、脱げてしまった、ポール。
ただ身ひとつ床に投げ、
ポールはブレスレットをつけて、誰かをセットします。
ラスト夢装置の夢でポールは、火あぶりにされている奥様を救う、ヒーローでした。
衣装は、奥様が以前望んでいた衣装を身に付けていました。
相手が許可しないと夢には入れませんから…最後奥様は許可されたのだろうと、想像した私です。
心理学的な言葉で「ラポール」というものがありますが、
もっと簡単に言ってしまうと、信頼と双方向の心の交流があって、
私の頬、涙が伝う−号泣みたいな😭
うわーん。
最後、夢の中で昇華していくポールは、本当の意味で、夢から覚めたのかな。
なぁんて。
(悪夢になって現れることへの、ポールへの非難を守る機関みたいなのは無かったのだろうか…そこはストーリー上、省いたのだろうけれども)
前後するけれど…
ポールが元恋人と出会ったシーンで、奥様はヤキモチを妬いていて、ベッドでの夫婦のシーンがあった。そこが私の記憶に残って無いのだけれど、双方向に、心が通っているな🎶という会話があったので、奥様はポールのこと、嫌いでは無いんだろうと。
その時に、ささやかにリクエストしていた、奥様の気持ちが、ポールの中に残っていて、これまたうわーん。泣けるよぉ。あったかいよぉ。
ラポールって大事だねぇ。
と、情緒不安定なんだかなんなんだかで、下を向きながら(お化粧が取れてたら怖いので)スーパーに行った私でした(笑)
もう少しユング心理学について学んでいたら、また違う考察にもなりそうだし、夢、個人、集団、ペルソナ、シャドウ…色んなテーマも出てきそう。
またミームということについて、
・ネット上のミーム化、ミーム汚染、
・脳神経回路の型としてのミーム
このあたりも、このSNS時事にあった問題点を可視化してくれていて、考えさせられた。
しかし、人ってのは、これほど身ぐるみ剥がんと、(私は私)に戻れないんでしょうか…しんど。とも思った😭はい、私のことです。
あの人が迎えに来るというシナリオは私にもあるな。
まずは目の前に居る、夫に、キッと歯を出さず、交流してみようと思った(笑)
さてさて今回のニコラス・ケイジ様におかれましては、最高の作品!やっぱり1番スッキ。が出ました🎶
ピッグという映画がありまして、度肝を抜かれた哲学!でありましたが、今回も、いやはや、この演技…。またのお出会いを楽しみにしております。
自称、悪夢しか見ない私なので、夢についてはたくさん書いてみたいけれど、長くなるので、いつかまたどこかで👋
通常は?ハンドメイド羊毛フェルトについて宣伝しているブログなのですが、たまに別の事も書いてます…
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